吉田卓矢
Takuya Yoshida
作曲、電子音響、メディアアート、研究、教育を横断して活動する作曲家・メディアアーティストです。
音を音楽を構成する素材としてだけでなく、空間や身体、知覚、人と環境との関係を捉え直すためのメディアとして扱っています。
一つのアイデアを作品だけで完結させず、研究、展示作品、教育活動、プロダクトなど、異なる形式へ展開することを通して、新しい視点や体験を社会へ届けることを目指しています。

活動領域
作曲
現代音楽、電子音響音楽、生楽器とエレクトロニクスを組み合わせた作品を中心に制作しています。
楽器が持つ身体性と電子音の性質をどのように結び付けられるか、また、演奏者・スピーカー・空間を含めた全体をどのように一つの作品として構成できるかを探っています。
メディアアート
音、空間、センサー、スピーカーなどを用いたインスタレーションを制作しています。
鑑賞者の位置や動きによって変化する音、音源の場所を特定しにくい音の聴取体験などを通して、「聴く」という行為そのものを捉え直す作品に取り組んでいます。
研究
電子音響音楽におけるスピーカーの役割を研究しています。
スピーカーを単なる再生装置としてではなく、音色、定位、空間、身体との関係を変化させる表現装置として捉え、作曲・展示・音響研究を横断した手法を模索しています。
教育
小学校での音楽教育、作曲・音楽理論のオンラインレッスン、教材や記事の制作などを行ってきました。
専門的な知識を一方向に伝えるのではなく、音楽や音について異なる見方を提示し、受講者自身の発見や創作につながる教育を大切にしています。
主なプロジェクト
スピーカーの役割を再考する研究
電子音響音楽において、スピーカーは完成した音を再生するための装置として扱われることが少なくありません。本研究では、通常のスピーカー、小型スピーカー、振動スピーカー、壁面からの放射、複数のスピーカーによる分散配置などを用い、音の放射方法そのものを作曲・演奏の一部として扱う可能性を検討しています。研究成果を論文だけに留めず、現代音楽作品、インスタレーション、演奏手法、教育、プロダクトへ展開することを目指しています。
サウンド・インスタレーションの制作
複数のスピーカーから放射される正弦波と、空間内で生じる反射・干渉を用いたインスタレーションを制作しています。音の強さや聞こえる位置は、鑑賞者が立つ場所や身体の向きによって変化します。また、センサーによって鑑賞者との距離を検出し、音に変化を加えることで、空間を移動しながら音を探索する体験を作り出します。
生楽器と電子音響による作品
生楽器の演奏と電子音響を組み合わせ、演奏者の身体的な動きと、スピーカーから放射される音の関係を扱っています。電子音を楽器に付加する伴奏として使用するだけでなく、演奏、音響処理、スピーカー、空間を相互に関係する要素として構成しています。
社会・教育との共同制作
校歌、自治体に関わる楽曲、映像やコンテンツのためのBGMなど、特定の場所や人々と結び付いた音楽を制作してきました。依頼者の要望に応えるだけでなく、その地域や活動が持つ背景を音楽によって捉え直し、長く共有される作品を作ることを大切にしています。
丘灯至夫記念館 マンガ完成記念作詩コンクール 楽曲製作 「翔」~はばたく~ 完成
作品
《Uave》for Violin Solo(2026)
演奏:藤田夏美
《Pixie Dust》for Violoncello Solo(2026)
演奏:北嶋愛季
《Simulacra Panic》for Electric Guitar Solo(2026)
演奏:藤元高輝
メディアアート
《Breaking Dawn – Water Mirror》
《fragrance 1. -oscillator-》
共同制作について
作曲、電子音響、メディアアート、研究、教育に関わる共同制作やご依頼を受け付けています。これまでの活動領域に限らず、音や空間を通して新しい体験を作る企画について、構想段階からご相談いただけます。
ご相談いただける内容
・映画、映像、ゲーム、広告などのための音楽制作
・企業やブランドとの作品・プロダクト開発
・ホール、美術館、ギャラリー、公共空間での展示や公演
・自治体、学校、教育機関との共同プロジェクト
・校歌、記念曲、地域に関わる音楽の制作
・電子音響、サウンドインスタレーションを用いた制作
・講演、ワークショップ、授業、レッスン
活動内容や目的に合わせて、作品、展示、研究、教育などを組み合わせた形でご提案します。
記録と発信
制作過程、研究、作品分析、電子音響や作曲に関する考察を、noteで発信しています。完成作品だけでなく、そこへ至る試行錯誤や調査の過程も記録することで、今後の作品・研究・教育につながるアーカイブを構築しています。
お問い合わせ
作品制作、展示、研究、教育、取材、共同プロジェクトなどのご相談は、下記のボタンよりご連絡ください。